韓国軍、北朝鮮ロケット打ち上げ後に「知っていた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.13 09:31
知らずに食らったのか、わかっていて何もしなかったのか。11日午後まで深刻な欠陥で打ち上げが遅れると言っていた北朝鮮の長距離ロケットが12日午前突然に成功裏に打ち上げられると韓国当局の情報力に対する叱責が出ている。インターネット上などでは「ノックされるまで亡命も気付かず、ミサイルを撃ってもわからない」という批判が出るなど、「北朝鮮が韓国に向け弾道ミサイルを撃つ場合そのまま座してやられるほかないのか」という不安心理が増幅されている。
国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は12日に緊急招集された国会国防委員会に出席し、「(打ち上げ準備の事実を)知っていたが米国の情報なので公開できなかった」と話した。軍の情報力に疑問を提起する議員の質問に対してだ。金長官はまた、「米国との情報共有がリアルタイムで行われた。軍事機密なので公開できない内容だった」とした。北朝鮮の長距離ロケット打ち上げが迫っているという事実を事前に知っていたという趣旨だった。解体しようとしているとみていた当初の判断と違い、午後遅くにロケットを打ち上げ台に据え付けていたという事実を確認したということだ。