ファーストクラスの外国人、「キムチチゲ」機内食のにおいに…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.04 11:51
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アシアナ航空のキムチチゲ アシアナ航空は3月、キムチチゲをファーストクラスの機内食メニューに導入した。好評を受け、9-10月にもう一度サービスする予定だ。
アシアナ航空は3月、仁川(インチョン)-フランクフルト路線の機内食メニューにキムチチゲを導入した。キムチチゲはファーストクラスの顧客に限り、24時間前の事前注文形式で提供された。2カ月間のサービスの結果、ファーストクラスに搭乗した韓国人全員が2回の機内食のうち1回はキムチチゲを選択した。一部の外国人はキムチチゲのにおいでその場で注文したりもした。
空の上の食卓、機内食が進化している。かつて海外に移民した韓国人がにおいを気にして幾重にも包装しなければならなかったキムチが、今では堂々とメインメニューに定着している。98年に大韓航空が出したビビンパは外国人にも人気で、大韓航空の中長距離国際線の乗客の60%が選択する有名料理になった。
世界の航空会社はさまざまな国籍の料理人で構成された諮問団を運用し、世界の乗客の口に合う機内食を提供しようと努力している。宗教や風習、アレルギーのために食べられないものがある顧客のためのオーダーメードサービスは、今では珍しくもない。4-5時間の中距離路線から10時間を超える長距離路線まで、機内食サービスはただ空腹を満たすための一食ではなく、航空会社のサービスを表す‘顔’になった。機内食以外に選択の余地がない乗客としては、機内食に満足するかどうかによって航空会社全体に対するイメージが変わる。