【社説】期待と憂慮の米朝合意
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.02 12:40
米国と北朝鮮が異例のワシントン・平壌(ピョンヤン)同時発表で、先月23、24日に北京で行った米朝協議の結果を公式発表した。双方が発表した合意内容は期待以上のものだ。この3年間こう着局面から抜け出せなかった6カ国協議の再開が視野に入ったといえる。金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後に韓半島を取り巻いた不確実性をある程度除去するのに寄与したという点で、協議結果を前向きに評価したい。
合意の核心は非核化事前措置と対北朝鮮支援の交換だ。北朝鮮は韓国と米国が6カ国協議再開のための事前措置として要求してきたウラン濃縮プログラム(UEP)稼働中断と核・ミサイル実験中断(モラトリアム)および国際原子力機関(IAEA)視察団の復帰を受け入れた。その代わり米国は24万トンの栄養支援を北朝鮮に提供することにした。人道的支援で包装された事実上の政治的取引ということだ。米国は北朝鮮に敵対的な意図を持っておらず、主権と平等に基づいた相互尊重の精神で米朝関係を改善する意図があることを明確にした。また双方は北朝鮮の核など韓半島問題の根本的解決のために9.19共同声明の履行意志を再確認した。文化・教育・スポーツなど民間分野の人的交流の強化にも合意した。米朝が敵対的意図を清算して関係を改善する方向に進むことにしたのは、6カ国協議当事国はもちろん、国際社会が歓迎するに値する決定だ。