【社説】米朝協議の進展を南北関係の転機にしよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.27 15:08
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後、初めてとなる米朝高官級協議が先週、北京で開かれた。 協議が終わった後、米国側代表のデービース北朝鮮担当特別代表は「さまざまな問題について真摯に有用な対話をした。ウラン濃縮プログラム(UEP)中断など核心争点で多少の進展があった」と述べた。 金正恩(キム・ジョンウン)体制でも6カ国協議の再開に向けた米朝協議の動力が維持されている点は、韓半島の平和と安定のためにひとまずプラスの信号と受け止められる。
双方はUEP中断や国際原子力機関(IAEA)視察団復帰など、6カ国協議再開のための事前措置を重点的に議論したという。 また事実上これと連係して大規模な栄養支援を人道的レベルで北朝鮮に提供する問題も深く議論されたという。 その結果が可視的な成果につながかどうかはもう少し見守らなければならないが、金正恩体制の北朝鮮と米国が本格的に交感する最初の機会になったのは確かだ。