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資金問題で手を引く米ロ…中国が宇宙開発独占の可能性

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.04 08:41
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中国が1956年にロケット開発に乗り出してから55年で宇宙ドッキングまで成功した。勢いに乗り2020年ごろに独自の宇宙ステーションを建設する計画だ。米国とロシアなどが予算の問題から手を引いており、宇宙開発計画はややもすると中国の独壇場になる可能性が大きくなっている。中国人が神話と伝説の中だけに存在してきた宇宙空間に本格的に視線を向け始めたのは建国初期の50年代だ。毛沢東政権下だった56年に国務院(中央政府)は「国防航空工業意見書」に基づき航空工業委員会を設置した。米国から帰国した物理学者の銭学森をロケットとミサイルの研究専門担当組織となる国防部傘下の第5研究院長に任命し宇宙開発が始動した。銭が開発したロケット「長征1号」のおかげで70年4月に中国は独自の人工衛星「東方紅1号」を打ち上げることができた。宇宙空間に出て行く核心運搬体を確保したのだ。

その後86年3月にトウ小平が科学者らの提案を受け入れ先端技術育成計画の「863計画」を承認した。この時に航空宇宙分野で有人宇宙ステーションの建設を目標に提示した。江沢民はこれを具体化した。彼は92年9月21日に中国の独自有人宇宙戦略の「921工程」をまとめた。このために「三歩走戦略」を用意した。有人宇宙船を打ち上げ、宇宙ドッキング実験をし、宇宙ステーションを建設する3段階戦略だ。今回の宇宙ドッキングに成功で中国はすでに2番目まで歩を進めた。

 
921工程により国レベルで体系的な支援と投資が行われた。99年11月に無人宇宙船の「神舟1号」を打ち上げ、2003年には有人宇宙船「神舟5号」を打ち上げ中国初の宇宙飛行士の楊利偉を輩出した。

中国は月面着陸を狙った月探査プロジェクトを着々と推進している。火星探査にも積極的だ。9日にはロシアと組んで初の火星探査船の「蛍火」を打ち上げる計画だ。

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