【コラム】一本橋を渡る韓国外交(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.21 16:30
李明博(イ・ミョンバク)大統領が4泊6日のワシントン国賓訪問日程を終えて帰国した。 青瓦台(チョンワデ、大統領府)は、李大統領の訪米に合わせて米議会が韓米自由貿易協定(FTA)批准手続きを完了したことで、韓米同盟が多元的戦略同盟に発展する転機が用意されたと声高に主張している。 軍事・安保だけでなく経済まで包括する多層的同盟関係に進化することになった、ということだ。 青瓦台の説明通りなら、李大統領の今回の訪米は就任後に自身が追求してきた対米偏向外交の画竜点睛だ。
ミアシェイマー教授は「韓国は米国に最も重要な同盟国になった」と話す。 冷戦時代に対ソ牽制の最前線でドイツが持った戦略的価値を、今では対中牽制で韓国が持つということだ。 李大統領に対するオバマ米大統領の歓待は米国の立場では極めて当然ということだ。