【社説】周辺4強介入の可能性を警戒する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.20 11:36
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の急逝で韓半島情勢が急流に乗る見通しだ。韓半島だけでなく北東アジア情勢にも大きな波紋が予想される。周辺4強をはじめとする国際社会が事態の展開に神経を尖らせている。米・日・中・ロなど周辺国は韓国と協調し、韓半島情勢を安定させることを最優先課題としなければならない。突然の権力空白による北朝鮮情勢の不確実性が、韓半島の平和と安定を脅かすことがあってはならない。
金総書記の死去は北朝鮮体制の重大な分岐点だ。金正恩(キム・ジョンウン)後継体制への転換が順調に形成されるかは、現在ではまだ予断できない。権力闘争の可能性も排除できない。内部結束のための意図的な挑発や偶発的な挑発の可能性も提起されている。内部の混乱が深刻な経済難と重なり、北朝鮮体制が急速に瓦解するシナリオも可能だ。事態を注視しながら、すべての可能性に備えるしかない。周辺国は韓国政府と協力し、北朝鮮情勢の変化に機敏に対応できるように、万全の対応体制を整えなければならないだろう。