中国の空母出現…周辺国の海軍力強化に火がつく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.04 08:41
中国初の空母「ワリャーグ」が出現することでアジア諸国の間で海軍力強化競争に火がついている。東アジアから始まり東南アジアを経てインド洋一帯だけでなく中東まで加勢している様相だ。日本・台湾・ベトナム・インド・イランにつながる典型的な「ドミノ現象」を見せている。
空母競争の引き金を引いたのは中国だ。中国は7月27日に国防部の耿雁生報道官を通じて空母建造の事実を初めて発表した。ウクライナから買い入れた未完成空母「ワリャーグ」を改造中と確認し、新規空母建造も強く示唆した。そのため「ワリャーグ」とは別に2015年までに4万8000~6万4000トン級の原子力空母2隻を建造するという見通しが出ている。「ワリャーグ」は8月10日から5日間にわたる試験運航を終え正式就役だけを残した状態だ。
域内で中国の最大の軍事ライバル国の日本は素早く対応している。中国青年報の最近の報道によると、日本は新型「ヘリコプター空母」2隻を建造する計画を持っている。ヘリコプターの離着陸が可能な2万4000トン規模のヘリコプター空母を来年から続けて2隻を建造するということだ。海上自衛隊によるとこの空母にはSH-60対潜ヘリコプターなど11機のヘリコプターを乗せられるという。尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる中国との領有権対立を生じさせてきた日本としては中国の空母出現が直接的な脅威に違いない。