【噴水台】輸入車
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.16 17:41
洋たばこを吸えば警察に捕まった時代があった。 それほど排他的だったたばこ市場が、オリンピック(五輪)が開催された1988年に大きく開かれた。 当然、その後の市場シェアは上昇の一途だった。 いまは42%にのぼる。 名前も「輸入たばこ」に変わった。 外製車も似た軌跡をたどってきた。 豪華生活者税務調査の名簿で外製車所有者は‘常連’になった。 駐車しておくとバックミラーを割られたり、傷つけられることが多かった。 わずか13年前、通貨危機直後の韓国社会の一断面だった。 否定的なイメージを減らすために呼称も変えた。 「輸入車」に。 漂白(bleaching)の原理で変色した歯を白くするが、業界で美白(whitening)という言葉を作り出したのと同じだ。
自動車市場はたばこより一年早く開放された。 87年に2000cc以上と1000cc以下に限って輸入が許された。 その年はわずか10台だけ売れた。 94年から関税が8%に下がり、取得税も減ったことで、販売が加速した。 それでも増加ペースは遅かった。 輸入車シェアが1%を超えたのは開放から15年過ぎた2002年。 ベンツ・BMW・レクサスなど高価な車が中心の市場に、ホンダ・フォルクスワーゲンなど中級ブランドが加勢し、07年に5%を超えた。