【コラム】江原道のカムジャジョンが日本の寿司に勝つ秘法(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.12 11:36
現実を見てみよう。果たして五輪が開かれる競技場とその周辺にお客がゆっくり韓国料理を味わい韓国文化を感じられる所がどれだけあるだろうか? お客が気軽に文化を楽しむ環境を満たすにはいまからハードウェアとソフトウェアの投資が同時に行われなければならない。まず座式でなくテーブルと椅子が用意されているか、公用語の英語でコミュニケーションが可能か、メニューに多様性があるか、高級ホテルレストラン以外に行く所はあるか、もう一度チェックしてみなければならない時だ。
さらに難しい問題は投資家をどのように引き込むかだ。五輪期間を除けば週末にお客が集まるため1週間のうち2日程度で稼ぐ格好だ。これではまともな投資家を求めにくい。当然従業員の外国語教育と接客サービス、多様なメニュー開発などにも簡単に投資しにくい。そのため市場にだけ任せて将来性を見て投資するのを期待するのは無理だ。ボランティアメンバーを通訳に使おうといっても誠意がないと非難を受けるのがおちだ。無理に多様な食堂を誘致しても数年後にはほとんどが週末用焼き肉屋に変わるだろう。利潤を期待しにくいため安い人材に長く保存できるメニューだけ提供する食堂が大勢になるしかないという話だ。