中国、大量の米国債に当惑…日本、円高阻止に戦々恐々(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.08 09:34
日本も戦々恐々としている。だが、米国債価格の下落よりも円の急上昇を心配している。円は急騰している。投資家が不安になったドル・ユーロを売り、それなりに信じられる円買いに出た結果だ。これに対し日本政府は4日に円高を阻止するため4兆5000億円を外為市場に注ぎ込んだ。東日本大地震からの復興を急いでいる日本には円高が大きな負担となる。日本企業の輸出競争力を落とすためだ。景気低迷と金融システム混乱も懸念される部分だ。
五十嵐文彦財務副大臣は7日、NHKの番組に出演し、「外為市場介入は終わったのではなく、いつでもまた発動するだろう」と話した。急激な円高を必死に阻止するというメッセージだった。金融庁もこの日、「日本主要3大銀行の投資資産のうち米国債が占める割合は数%にすぎない」と強調し投資家をなだめた。しかし一部専門家は、「週明けには76円程度まで円高が進むだろう」と予想した。