<中国高速鉄道事故>早すぎる運行再開に安全性が疑問視
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.26 08:31
39人が死亡し、約190人がけがをする大型惨事を起こした中国高速鉄道が、事故発生の2日後に運行を再開した。中国国営新華通信は、25日午前から浙江省永嘉県-温州市区間の高速鉄道がまた運行に入ったと報じた。
盛光祖中国鉄道相は前日、「24日午後6時(現地時間)から列車の運行を再開する方針」と明らかにしていた。しかし夜間に暴雨予報が出たため、安全を考慮して運行を25日午前に遅らせたと、鉄道省の王勇平報道官が説明した。
中国鉄道当局は23日午後7時50分ごろ発生した追突事故後、夜通し作業を強行し、事故区間に対する整理と復旧を終えた、と明らかにした。鉄道部当局の事後処理が拙速に行われているという批判も提起されている。人命救助を軽視し、急いで事故現場を片づけたという指摘だ。