<海兵隊銃乱射事件>“無敵海兵”のスローガンの裏で組織的過酷行為
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.08 15:29
今月4日、江華島(カンファド)海兵隊小哨銃器乱射事件を起こしたキム上等兵(19)とチョン二等兵(20)は、先任後任からの過酷行為を克服できず、すでに先月初めに犯行を共謀していたことが分かった。クォン・ヨンジェ海兵隊2師団銃器事件捜査本部長は7日、「2人は6月初旬、『休暇に出るときに事故を起こして逃げよう』と共謀していた」とし「その後は何もしなかったが、事件当日の朝、犯行を謀議して実行に移した」と説明した。チョン二等兵は共謀はしたが武器の運び出しなどには加担しなかった。
国防省によるとチョン二等兵は4月の転入直後から最近まで、先任から過酷行為に遭っていた。小哨の某兵長は、キリスト教信者のチョン二等兵に「兵長は神様と同じだ。キリスト教をどうして信じるのか。むしろ私に対して祈りを捧げろ」と言って聖書に火を付けた。またチョン二等兵を立たせて、「性器を燃やしてやる」と言って、戦闘服の下衣ジッパー部分に噴霧式殺虫剤を吹き付け実際に火を点けたりもした。