北朝鮮が最先端国際物流港を推進、北東アジアのハブ港化狙う?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.08 10:01
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中国資本がリモデリングすると発表した既存の羅津1~3港と向かい側に新たに建設される予定の羅津新港(赤い円)。(写真=吉安グループ)
北朝鮮が羅津先鋒(ナジン・ソンボン)地区(羅先特別市)に北朝鮮初の先端コンテナ物流を担当する新港の建設を進めていることがわかった。最近オンライン中央日報が単独入手した「羅津港新港開発計画」によると、羅津港開発はこれまで国内で知られていたような既存の1~3港を改修する水準ではなく、釜山港のような国際物流ハブ港として計画された。この新港は既存の羅津港の向かい側に建設されるとみられる。
◇1~3港はお試し、本番は新港=羅津港開発はもともとあった埠頭を拡張し補修するリモデリング水準とされてきた。既存の羅津港1~3港は2003年から中国により本格的に開発され始めた。当時港の周辺施設は立ち遅れており、港につながる鉄道や道路の施設も劣悪で、輸送機能や分類機能もなく、港としての役割をまともに果たせない程度だった。北朝鮮は2008年に1港の使用権を中国に、3港はロシアに譲渡し、2港は先月スイスに譲渡した。1港は当初、化学肥料輸送用埠頭として開発されたが、最近になり石炭輸送用埠頭に改造された。ロシアは羅津港開発推進に先立ち、2006年から北朝鮮の列車だけが運行されていた羅津とハサンを結ぶ鉄道をコンテナ輸送に合わせて近代化する作業を進めることにしている。