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韓国でもっとも安い輸入車は日産「キューブ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.30 10:31
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7月から発効する韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)で8%の乗用車輸入関税が5年間にわたり段階的に廃止されることを受け、ドイツ・フランス・英国など欧州輸入車販売がさらに加速する見込みだ。また自動車輸出が多いGMコリアと韓国大手部品会社の欧州輸出も関税撤廃で活発になると予想される。

今年の輸入車市場はベンツ・BMW・アウディ・フォルクスワーゲンなどドイツ輸入車が好調だ。ブランドパワーが強いうえ、多くの車種を10%割引で販売し、今年1-5月の輸入車市場で歴代最高となる64%のシェアを確保した。

 
輸入車会社の場合、関税撤廃の恩恵を受ける。しかしこれら企業のうち、南アフリカで生産されるBMW3シリーズ、メキシコ産フォルクスワーゲン・ジェッタとニュービートルは原産地が欧州でないため、従来と同じように関税がかかる。

ボルボ・ベンツなど欧州輸入車会社は国内市場のシェアをさらに高めるため、協定発効前の今月から1-3%値引きして攻撃的なマーケティングを行っている。プジョーは先月508新車を出し、約60万ウォン(約4万5000円)の関税引き下げ分を先に適用した。BMWの人気車種520dは来月1日から90万ウォン値下げして6150万ウォンで販売する。フォルクスワーゲン・アウディも近く値下げする計画という。

このように欧州車の価格攻勢が強まると、日産コリアは8月に発売するボックスカー「キューブ」の価格を歴代輸入車で最低価格となる2190万ウォン(約165万円)に決めたと29日、明らかにした。韓・EU間FTA発効による関税廃止が輸入車業界全体に値下げドミノ現象として広まる兆しが表れているのだ。

世界最大自動車市場の欧州に輸出する場合に課税されてきた10%の関税もなくなる。排気量1500cc以上の車種は現行10%の関税が3年以内に、1500cc未満は5年以内に撤廃される。昨年のEU新車市場規模は約1400万台で、米国(約1100万台)より大きい。

韓・EU間FTA発効でGMコリアが最も大きな恩恵を受ける見込みだ。GMコリアが昨年輸出した62万5723台のうち30%の18万7000台はEU向けだった。現代・起亜車はすでに欧州に年間60万台の生産工場を保有し、自動車輸出よりもこれら工場に供給する部品で関税廃止の恩恵を受ける見込みだ。

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    2011.06.30 10:31
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