体はホンダ、顔はベントレー…進化する中国“コピー車”(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.28 11:09
世界自動車界に広がっているエコブームはコピー車も例外でない。外観は明らかに1990年代の車だが、、後ろに「EV」(Electronic Vehicle=電気自動車)というエンブレムが付いている。側面と前面にもEVステッカーがあり、電気自動車のようだった。
しかしドアやトランク、ボンネット、燃料注入口は閉じられている。ガラス窓の間から中をのぞいてみると、一般内燃機関(ガソリン・ディーゼル)車に使う変速機が見えた。床から車の下を見ると、内燃機関車に付いている各種パイプなどがあった。
一部の人は中国がコピー車を量産することをついて古代の義賊文化、また所有権自体が薄い社会主義式観念を理由にあげる。中国では知的財産権自体がなかなか受け入れられず、これを盗んで真似るというのがむしろ中国式気概という説明だ。しかしモーターショーの現場ではこれとは違う声が聞こえる。自動車は製品自体がノウハウの集約体であるため、経験がない新生会社は「模倣しながら学ぶ」時代は避けられないということだ。