メルケル独首相に日本発原発ショック
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.29 15:22
ドイツ執権党キリスト教民主同盟(CDU)のバーデン・ビュルテンベルク州事務総長は州議会選挙の開票後にこう述べた。 CDUは選挙で敗北し、この州で58年ぶりに州首相を明け渡すことになった。 州首相には緑の党の州委員長ビンクリフト・クレチマン氏が就任する。 原発稼働に反対する世論が拡散したことで、緑の党はドイツ史上初めて州首相を占めることになった。
27日に行われたバーデン・ビュルテンベルク州議会選挙で、CDUは全体の39%を得票し、議会の多数党は守った。 しかしCDUの議席が大きく減少したうえ、連立パートナーの自由民主党(FDP)も支持を失い、両党を合わせても過半議席にはならない。 一方、緑の党は24.2%を得票し、野党の多数党になった。 5年前の選挙では緑の党の得票率は11.7%だった。 緑の党と連帯している社会民主党(SPD)は23.1%の票を獲得した。 両党は全体138席のうち71席を占めた。 ドイツの州首相は州議会で選出するため、過半議席を確保した政党がない場合、議席をより多く占めた連合政派の多数党から輩出される。 CDUは今回の選挙結果に衝撃を受けている。 バーデン・ビュルテンベルク州では1953年に州議会選挙が始まって以来、CDUが主導権を奪われたことはなかった。 保守性向の有権者が多いからだ。