【社説】「日本からはまだ多くのことを学ばねば」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.13 17:22
この数年間、「失われた10年」という言葉は日本とほぼ同義語で使われた。 その結果、日本は経済的にも見習うことがほとんどない国という認識が韓国社会に広がった。 両国を代表する企業である三星(サムスン)電子とソニーの競争でも、三星が勝ったという判定を受けたのはもう数年も前だ。 経済規模(国内総生産)も昨年、中国に抜かれて、世界2位の経済大国という呼称も使えなくなった。 同時に米国と中国を意味するG2という言葉が広がり、日本は落ち目の国というイメージが固まりつつある。
こういう時に「日本に追いつくにはまだまだ学ぶべき」という李健熙(イ・ゴンヒ)三星電子会長の指摘は時宜を得た発言だ。 李会長は11日、新年最初の海外訪問地である日本へ行く前、このように述べた。 三星電子が売上・利益・時価総額など経営数値でソニーを抜いたのは事実だが、全般的の技術力は依然としてソニーが優れていると、専門家らは話す。