北朝鮮、金日成誕生100周年に合わせて軽水炉竣工
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.22 15:39
北朝鮮は最近、平安北道寧辺(ピョンアンブクド・ニョンビョン)の核施設付近に新しい原子炉の建設工事進めていることが把握されている。
米国民間研究所の科学国際安保研究所(ISIS)は今月18日、ホームページに寧辺一帯を撮影した2枚の写真を公開した。 撮影日時は9月29日と今月4日だ。 ISISは「9月末に撮影した写真には敷地だけしかなかったが、今は台形建物の形状が見える」とし、「寧辺核施設に新しい施設の建設作業が進められていることが明らかになった」と分析した。 ISISは「北朝鮮が(破壊された)冷却塔の隣に実験用軽水炉を作り、既存の冷却収用管などの施設を活用しようとしているようだ」と分析した。 北朝鮮は2008年6月27日の6カ国協議による核不能化措置の一環として、寧辺原子炉の冷却塔を爆破したが、最近ここに大規模な掘削工事および建物の新築工事を進めている。 最近、寧辺を訪れた韓米経済研究所(KEI)のジャック・プリチャード所長やスタンフォード大学国際安保協力センターのシーグフリード・S・ヘッカー所長も、北朝鮮が寧辺に25~30メガワット級の実験用軽水炉を建設中と見ていることを明らかにしている。 ニューヨークタイムズはこれに関連して「現在進められている建設工事は初期段階」としながらも「予想竣工日は金日成誕生100周年にあたる2012年4月15日以前になると見られている」と伝えた。