【社説】SKテレコムの技術公開、大企業と中小企業の共生モデルに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.27 11:09
最近携帯電話キャリアのSKテレコムが、自社が保有する基盤技術を公開してアップルやグーグルのように独自のモバイル生態系を構築するという戦略を発表した。モバイル地図(Tマップ)やアプリケーションストア(Tストア)、音源サービス(メロン)のようにすでに競争力が立証された自社の核心基盤技術を外部の中小企業や個人開発者、さらに競争会社にまで開放して新しいアプリケーションを作れるようにすることで多様なサービスを提供するという構想だ。
われわれはこのようなSKテレコムの新しい事業戦略に2つの意味ある可能性を発見した。 ひとつは国内の通信会社が世界的な競争力を誇るアップルやグーグルと真っ向勝負で本格的にモバイルサービスプラットフォーム競争に飛び込んだという点だ。これはこれまでアップルやグーグルが主導してきたモバイルサービス市場の変化に受動的に引きずられるばかりだった韓国企業が独自のサービスで市場攻略に出ることになったという意味だ。