「日本の真の謝罪だけが過去の歴史を克服できる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.14 11:54
8月10日、菅直人首相は日帝の韓国併合100年を迎え「植民地統治が韓国人の意に反して行われたという点を認め「痛切な反省と心からの謝罪」を盛りこんだ歴史的な談話を発表した。菅談話は歴代日本首相の謝罪表明に比べて一歩進んだ内容を記しているが、1910年併合条約の不法性と源泉無効に対する言及を回避した点は相変わらず残念な点として残る。しかし菅首相の談話は韓日併合100年を期して韓国を特定して発表した宣言であり、遠まわしでも併合の強制性を認めた上、文化財の一部「返還」など具体的な実践計画を提示したという点で肯定的な意を付与したい。
昨年、総選挙で圧勝をおさめて発足した民主党政権は過去を直視する勇気をもとに新しい韓日関係を定立するという態度を重ねて闡明し、韓国重視外交を強調してきた。しかし菅首相の談話発表に至るまでは韓国に対する謝罪外交をするなという民主党内の一部の反発はもちろん自民党を含めた保守勢力の手強い抵抗が表出された。7月、参院選挙で敗れた上、9月の代表選挙を控えている菅首相としては談話発表は決して容易でない決断だった。併合100年の年を迎え、未来100年の韓日関係を築く新たな道しるべを立てようとする菅政権の努力は積極的に評価することができる。