【社説】注目される温家宝中国首相の訪韓
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.28 17:30
外交は割れやすい陶磁器を扱う芸術だ。 敵対国はもちろん、友邦や同盟国の間でも変わらない。 「天安(チョンアン)」事態は韓国と中国にとって割れやすい陶磁器だ。 お互い相手があるものだけに、できる限り慎重に扱う必要がある。 今日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で李明博(イ・ミョンバク)大統領と温家宝中国首相が会う。 懸案は天安(チョンアン)艦だ。 お互いにとって利益になる生産的な結果を期待する。
「天安」事態に関連し、中国は相変わらず塀の上からどちら側に飛び降りるか悩んでいる「フェンスシッター」(fence sitter)の姿だ。 もはや中国にとって韓国はむやみにつぶせるクルミではない。 戦略的協力同伴者を越えて、市場を一つに統合する自由貿易協定(FTA)締結を推進する段階に来ている。 同時に北朝鮮は中国の血盟だ。 自称‘唇亡びて歯寒し’、唇亡歯寒の関係だ。 むやみに突き放すのは難しい。 このため頭を悩ませているが、だからと言ってずっとためらってばかりはいられない。