【社説】 天安艦事態、中国の真正な国益を問う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.27 12:09
5000年歴史が物語るように運命的に韓半島は中国と切っても切れない関係だ。長い歳月にわたり韓半島は中国に対する事大と朝貢で安全をはかって来た。それでも中国の王朝の変わる度に我々は北から押し寄せる戦禍と侵略に苦しまなければならなかった。天安艦事態で北東アジアに吹く不穏な風を全身で受けながら我々はまた中国を思う。果たして我々にとって中国とは何か。北朝鮮の挑発で天安艦が爆沈したことが明らかになったのに、相変わらず北朝鮮をかばうような中国を見ながら我々は中国の存在をまた問わざるを得ないのだ。
中国は客観的で科学的な調査の重要性を強調してきた。それで韓国ははじめから事故原因を予断しなかった。公正性と客観性を担保にするために調査団に米国・イギリス・オーストラリア・スウェーデンなど外国の専門家たちを参加させた。創意的で執拗な物証収拾作業を通じて「北朝鮮制魚雷の推進部」という決定的証拠まで確保した。各国が先を争って対北糾弾声明を出しているのは調査結果を信頼するからだろう。非同盟の盟主であるインドまで非難隊列に参加した。それでも相変わらず中国は「すべての当事者に冷静さと節制を促す」という言葉ばかり繰り返している。北朝鮮より韓国に対する注文と読める。