韓国陸上、このままではいけない<1>言い訳をする選手たち(2)
◇ハードな練習は「ノーサンキュー」
今回の大会で韓国選手の競技を見守ったある陸上関係者は「あいつはまた秋のことを考えている」と眉をひそめた。韓国陸上界ではいつからか世界大会は適当に終え、秋に開催される国体に力を注ぐという雰囲気が形成されている。上位圏進出の可能性も小さくインセンティブがない世界選手権よりも、褒賞金がかかる国体に魅力を感じているからだ。
ほとんどの陸上関係者は「国体陸上種目の点数を順位ではなく記録に変えるべきだ」と主張しているが、改善は進んでいない。市・道間、種目間の利害関係が絡み、調整は容易でない。