韓国が経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）加盟国で患者１人当たりの入院日数が最長という分析が出た。

保健福祉家族部が２２日、「ＯＥＣＤヘルスデータ２００９」の主要指標を分析した結果によるもの。この資料によると韓国人は先進国の国民に比べ安い医療費で良質の医療サービスを受けていることが示された。その結果、保健医療水準を示す乳児死亡率とがん死亡率（２００６年基準）などが先進国平均より低かった。

２００７年の韓国の１人当たり医療費支出は１６８８ドル（各国の物価水準を反映した購買力平価換算）でＯＥＣＤ平均の２９８４ドルの半分水準にとどまった。

医療費支出が最も多い国は米国で人当たり７２９０ドルを支払った。次いでノルウェーが４７６３ドル、スイスが４４１７ドルなどと続いた。トルコとメキシコはそれぞれ６１８ドルと８２３ドルと安い医療費支出だが、医療の質は低かった。トルコは平均寿命と活動医療陣数がＯＥＣＤ加盟国で最も少なく、メキシコは病床数と磁気共鳴映像（ＭＲＩ）撮影、コンピューター断層撮影（ＣＴ）などの医療設備、外来診療（２００５年）の件数などがＯＥＣＤ加盟国で最も少なかった。

これに対し韓国は医療費支出は少ない反面、保健医療資源と国民の健康状態は良好だった。国民１人当たり１１．８回の外来診療を受け、患者１人当たり１３．６日間入院（２００７年）しＯＥＣＤ加盟国で最も長かった。




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