交通分野では京釜（キョンブ、ソウル～釜山区間）、湖南（ホナム、全羅道）の高速鉄道を早期に開業するのが主要事業に含まれた。

全国の自転車道（サイクリングロード）を一つに結ぶ事業を進め、自転車急行専用道路も設ける。ハイブリッドなど環境に優しい自動車の普及台数は今年３万台から２０１２年６万８１００台を目指す。また、全国に省エネ型「グリーンホーム」２００万戸を供給する。ソウル永登浦区汝矣島（ヨンドゥンポグ・ヨウィド）の面積の約１４００倍にのぼる山地に大きな木を植えるなどの造林事業も行われる。

以前から進めてきた社会的な雇用創出事業はグリーン・ニューディールとは別に続行させる方針だ。韓昇洙（ハン・スンス）国務総理は閣議後のブリーフィングで「グリーン・ニューディールは国民の苦痛を最少化し、雇用の増大を最優先に努めるという、政府の強い意志の表明だ」と述べた。

グリーン・ニューディールに注入される総事業費５０兆ウォンのうち、３７兆ウォンは国費で賄い、約５兆２０００億ウォンは地方費、残りは民間資本でそれぞれ調達する。政府は今月中に危機管理対策会議を開き、財源づくりの具体策や細部の推進計画を詰める計画だ。


「グリーンニューディール」５０兆ウォン投入…９６万の雇用創出へ（１）