政府はグリーン成長戦略に雇用政策を融合させた「グリーン・ニューディール」政策を進める方針を決めた。

２０１２年まで５０兆ウォン（約３兆６０００億円）が投入される同プロジェクトで、９６万人の雇用創出を目指す。政府は６日、李明博（イ・ミョンバク）大統領が出席するなか、閣議を開き、こうした方針を確定した。

昨年８月１５日に李大統領が「グリーン成長戦略」を公表した後、各省庁は諸政策を打ち出している。グリーン・ニューディール事業は、その中で雇用創出の効果が大きい事業を中心に統合し、まとめ、優先順位を付与したものだ。

４大河川整備事業など９の主要事業に３９兆ウォンを注入し、６９万人の働き口を作る。また各主要事業ごとに、それぞれ３の連係事業を同時に進め、２７万人の働き口を追加で作る計画だ。働き口のうち、１０万個は１５～２９歳の若年層に与えられる。

４大河川整備事業はグリーン・ニューディールの中核となる。財政支援が１７兆９９００億ウォンで最も大きく、ここで生じる働き口も約２７万５９００個で最も多い。４大河川の３０流域には貯水池を設け、観光スポットにする。雨水など代替水資源を確保し、中小型のダムを建設するなど水と河川管理事業も主要事業として進めることにしている。


「グリーンニューディール」５０兆ウォン投入…９６万の雇用創出へ（２）