クリストファー・ヒル米国務次官補が人の少ない静かな北京の路地裏の食堂で、中国人3人と向かい合って座った。 北朝鮮の核プログラム申告書提出と冷却塔の爆破などを目前に控えた今年6月のことだった。 駐中米国大使館を通して食事を一緒にしようという連絡を受けた3人は、中国内の北朝鮮専門家たちだった。 ある出席者の記憶によると、ヒル次官補の最初の質問はやや意外だった。「本当に北朝鮮は核を放棄する意思があるのですか」。北朝鮮との談判で大きな合意を引き出した張本人であるヒル次官補も、最も根本的な問題については確信がなかったのだ。