オバマ次期米大統領は最優先課題である経済問題を一段落させた後の来年4、5月ごろ、北朝鮮関連政策を進めるだろうというのが韓国当局者の予想だ。ここには、近く再開する6カ国協議や金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の健康問題などが重要な要素となる可能性が高い。
また参謀らがオバマ氏の頭の中に金委員長に関するどんな資料をインプットさせるかも重要だ。この過程で李明博(イ・ミョンバク)政権の対北外交安保チームが、米新政権の北朝鮮への取り組み方にどれだけ効果的に対処できるかも重要な要素になるほかない。
これについて、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表、黄浚局(ファン・ジュングク)外交部北核企画団長は今月7日、米ニューヨークでオバマ氏陣営の韓半島政策チーム長であるフランク・ジャヌージ氏に会い、北朝鮮の核問題について意見を交わしたという。