安全に海に捨てると言っていたのに…福島汚染水の8割が基準値超過

安全に海に捨てると言っていたのに…福島汚染水の8割が基準値超過

2018年10月01日08時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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日本福島原発前の海(写真=中央フォト)
  「安全なので海に放出しても問題がない」と言っていた福島第一原発汚染水処理問題が日本社会でまた俎上に載せられている。2011年の東日本大震災によって爆発事故が発生した福島第1原発の運営会社である東京電力が先月28日、「すでに浄化を終わらせて原発敷地内のタンクに保管中だった汚染水計89万トン中75万トンからトリチウム(三重水素)以外の放射性物質で基準値を超えていた」と告白したためだ。

  多核種除去設備(ALPS)で浄化した汚染水94万トンのうち89万トンを分析したところ80%に該当する汚染水が基準値を超えていたということだ。当初から「性質上、水素と同じなので水から分離するのが不可能」と明らかにしたトリチウム以外の残りの放射性物質を測定した数値だ。

  一部のタンクではストロンチウム90が基準値の2万倍に該当する1リットル当たり60万ベクレルに達していた。ストロンチウム90は人骨に残りやすい放射性物質で、特定放射性物質の量が半分になる時間を意味する「半減期」が29年にもなる。これまで東京電力と経済産業省は「ALPSで汚染水を処理すればトリチウムを除く62種類の放射性物質をすべて除去することができる」と主張してきた。だが、今回の発表結果は、このような従来の主張を事実上覆すものだ。

  基準値を越える放射性物質が測定されたことに対し、東京電力は「2013年にALPSが故障した時、高濃度の汚染水が充分に処理されずに混入した可能性があり、放射性物質を除去する吸着材の交換が遅れたからかもしれない」と説明した。

  これまで日本政府と東京電力は、浄化した汚染水をどのように処理するかをめぐり検討を繰り返してきた。福島原発の敷地内には汚染水を保管するタンクが入るスペースが不足しているためだ。2020年にはタンクの増設がこれ以上できなくなる。

  2016年経済産業省内の関連作業部会(タスクフォース)は基準値以下の汚染水の処理案に▼海洋放出▼蒸発処理後、放出▼電気分解後、放出▼地下埋設▼地層注入--など5つの案を提示した。

  日本政府はこのうち海に放出する案を最有力で検討してきた。

  8月末には政府内専門家委員会が「現場住民の意見を聞く」として公聴会まで開いたが、当時も出席者の大部分が「トリチウムの他にも基準値を越える放射性物質が検出されている」として海洋放流に対して非常に強く反対していた。
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