韓日の経済力に2、3倍の差がある理由…韓国は不動産の比重が問題(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.15 09:01
韓国の不動産の比重は世界最高水準だ。昨年の韓国の不動産資産は国内総生産(GDP)の約7倍だった。韓国が生産活動で得た富を一銭も使わず7年間貯めてこそ、韓国の全国土の不動産を購入できるという意味だ。GDP比の不動産倍率は日本が4.8倍、米国が2.4倍、カナダが3.9倍、英国が4.4倍、フランスが5.5倍、オーストラリアが5.8倍。韓国は他国に比べて相対的に多くのお金が不動産に縛られているということだ。
韓国の国富で不動産が占める比率が高い理由は急激な地価上昇のためだ。韓国の土地資産が非金融資産(現金・預金・証券など金融資産でない資産)に占める比率は、2013年の53.1%で底点となった後、昨年まで54.6%に上昇した。非金融資産のうち建物の比率も2015年の底点(20.7%)から上昇して昨年は21.4%となった。さらに収益を創出する「営業用不動産」より居住目的の住宅資産が増えるという特徴もある。