「韓国のお金は信じられない」 NY・東京に家を買う100億ウォン台の韓国の金持ち(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.29 16:08
今月27日午後、ソウル江南区(カンナムグ)新韓アートホールで海外不動産投資説明会が開かれた。
新韓銀行が資産家を対象に日本と米国の不動産展望と投資戦略を説明する場だった。終日降り続いた雨にもかかわらず100人余りが集まってイベント会場を埋めた。講演者として登壇したコンサルティング会社「ナイトフランクコリア」のイ・ヒソン代表は「高額資産家はベトナムやインドネシアなど投資収益率が高い地域よりも安全に資産を移すことができる米国のほうを好む」とし「特にニューヨーク・マンハッタンの高級住宅は売買価格が最小50億ウォンで、投資移民も考慮に入れることができるという長所がある」と話した。説明会に参加したある50代半ばの資産家は「国内経済が不安で米国不動産に関心を持って注目している」とし「子どもたちもここで勉強しているので未来を考えるなら米国のほうがいいようだ」と話した。
韓国における国内経済に対する不安が高まり、海外に目を転じる高額資産家が増加している。韓国の経済成長率が顕著に鈍化していることを受け、国内市場に預けたままでは「財産」を守ることは容易ではないと考えている資産家が多いということだ。金持ちたちは今後5年間、国内の実体経済に対する展望も否定的にみている。今年初め、KEBハナ銀行が資産家922人の質問回答内容を分析した「コリアン・ウェルズ・リポート」でだ。回答者の半分以上が経済が「後退」すると考えている。緩やかに回復するとみているのは10%だけだった。