福島水産物輸入禁止、引き続き維持へ…韓国、予想を覆しWTOで勝訴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.12 06:47
韓国政府の「福島水産物」輸入禁止措置がそのまま維持される。韓国と日本が約5年間にわたって繰り広げてきた貿易紛争で、韓国が当初の予想を覆し、事実上、勝訴した。
世界貿易機関(WTO)上級委員会は11日(現地時間)、日本が提起した福島水産物輸入禁止措置提訴事件で、韓国の措置が妥当であるという最終判決を下した。1審にあたる紛争処理小委員会(DSB)パネルの判定を覆す結果だ。
貿易紛争の最終審にあたる上級委員会は、韓国の輸入禁止措置が日本政府の指摘とは違い、不公正貿易ではないと判断した。「恣意的差別」ではないうえ「不当な貿易制限」でもないという判断だ。1審で日本側に軍配を上げていた最も重要な2つの決定を覆し、韓国が「逆転勝ち」を収めたといえる。