韓国、「福島産水産物」WTO紛争で一審敗訴…今後の対応は(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.20 09:26
原子力発電所事故が起きた福島産水産物が韓国人の食卓に再び上がるだろうか。日本との争いで世界貿易機関(WTO)が1審で韓国敗訴の決定を下したことが分かり、消費者の関心が高まっている。今後、輸入が再開される可能性はどれほど大きいか、本格的な措置はいつ取られるかなどを民官専門家から意見を聞いてみた。
◆WTO手続きの完了は2018年末~2020年=すぐには輸入が再開されない。残っている手続きが早くとも来年末、遅れれば2020年初めに終わる見通しだ。WTOの紛争解決手続きは2回の審理を経る。今回、韓日両国に伝えられたパネル報告書は1審の結果だ。韓国政府が直ちに「上訴する」と発表したのもこのためだ。
両国に先に伝えられた1審の英語報告書は残りの2つの公式言語(フランス語・スペイン語)に翻訳する過程を経て全体の加盟国回覧用として公開される。1995年に確立されたWTOの紛争解決モデルは2週間以内回覧を原則に決めた。