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金正恩委員長、文大統領に「南北が望めば会える前例を作ろう」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.04 09:26
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先月30日、板門店(パンムンジョム)韓国側の「自由の家」で行われた米朝首脳会談を契機に韓国政府が南北首脳会談の推進に出た。政府高官は3日「板門店会談を契機に南北首脳会談の開催の必要性を直間接的に北朝鮮側に伝達したのは事実」とし「今回の板門店会合を通じて米朝首脳間に非核化交渉を再開することにしたため、南北首脳会談を通しても関係改善と米朝非核化交渉の支援を支えるというのが政府の立場」と伝えた。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は板門店であった南・北・米首脳会談の時、すでに南北首脳会談に対する内容をにじませる対話を交わした。米朝首脳会談を終えて文大統領とドナルド・トランプ大統領、金委員長が会談場だった韓国側自由の家を出て移動する間、文大統領と金委員長の対話が取材陣の映像に映された。映像によると、金委員長は「場所と形式にこだわらず望めば韓国側と会える、そのような前例をつくる必要がある」と話した。真ん中に立って歩いていたトランプ大統領でない文大統領に向かってだ。これを受け、文大統領は「その事実自体が重要なこと」と答えた。文大統領が金委員長に南北首脳会談に言及し、金委員長が反応したと推定できる部分だ。

 
当初、文大統領は板門店会談を控えて行われた韓米首脳共同記者会見で「今日(先月30日)は米朝間の対話に集中させ、南北間の対話は今度改めて図ることになるだろう」と説明した。ところで、映像から見ると、文大統領と金委員長が直接会って南北首脳会談を話した可能性を見せる。

政府の一部では米朝板門店会談のモメンタムをつなげていくために8月15日を前後に南北首脳会談を開催する必要性も提起されている。韓国政府は首脳会談の推進のために近いうちに北朝鮮側と非公開接触に出るという方針だ。ただ北朝鮮は非核化交渉をめぐって米国との直取引に乗り出しており、南北関係が米朝間状況に後回しされる恐れがあることから韓国政府は対外的には慎重な態度を維持している。

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    2019.07.04 09:26
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    文在寅大統領(左)、金正恩委員長(右)
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