スウェーデンのブックフェアで韓江氏に大きな関心…K-POPに続き韓国文学ブーム到来?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.30 13:41
韓国館の展示図書とテーマ選びを総括した文学評論家のキム・ドンシク氏は「K-POPや韓国料理などの影響で、スウェーデンでK-文学に対する関心が高まった」とし「特に韓江、キム・オンス作家に対する人気が熱い」とした。続いて「フェア主催側から必ず2人を紹介してほしいという要請を受けた。韓江氏は最近イシューの両性平等という主題に符合する世界的な作家で、キム・オンス氏はスウェーデンの人々に人気のスリラージャンルの作品を書く作家ということで関心が高い」と説明した。
これまでスウェーデンで韓国文学に接する機会は多くなかった。スウェーデン語に翻訳された韓国文学は1976年詩人の金芝河(キム・ジハ)『五賊』をはじめ、金素月(キム・ソウォル)、李文烈(イ・ムニョル)、黄ソ暎(ファン・ソギョン)、文貞姫(ムン・ジョンヒ)、黄善美(ファン・ソンミ)、金英夏(キム・ヨンハ)らの作品33冊にとどまる。約40年間で年に一冊も翻訳されていない計算だ。スウェーデンで韓国文学の位置づけが低く、文学作品を翻訳する人材が充分ではないということが障害物だった。