電気自動車火災の主犯とは本当なのか…バッテリー「フル充電」ミステリー=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.13 09:28
相次ぐ電気自動車火災で充電率を基準とした電気自動車規制が出ている。ソウル市は9日、充電率を90%に制限した電気自動車だけマンション地下駐車場への出入りを許容することにした。忠清南道(チュンチョンナムド)も同じ内容の規制を推進する。これに対しバッテリーメーカーと自動車メーカーは微妙に異なる立場を見せている。
バッテリーメーカーはフル充電状態のバッテリーはそうでないバッテリーに比べ火災リスクが高いとみる。業界関係者は、「バッテリーセルの充電率が高いということは人為的にどこかからエネルギーを持ってきてセルに保存しているもので、不安定な状態とみることができる。このような時にバッテリーの負極と正極の間に電位差が発生するためこれを分離膜で遮断して安全性を保証したもの」と説明した。バッテリー火災はバッテリーセル内部で木の枝状になった結晶体であるデンドライトが発生して分離膜が裂け発生する。バッテリーメーカーは充電率を30~80%の間で管理するのが安全だとみている。