韓国バッテリー、安全技術高度化に死活かける…車両充電習慣分析するアプリも
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.12 10:21
最近の相次ぐ電気自動車火災で市民の不安が高まる中、韓国のバッテリーメーカーは安全技術高度化に死活をかけている。電気自動車バッテリーの場合、1個だけに異常が生じても短時間で高熱と引火性ガスを発生させる熱暴走が起きる恐れがある。企業は隣接するバッテリーまで連鎖的に熱伝播が起き大きな火災や爆発につながらないよう遮断する技術を強化している。
バッテリー業界によると、自動車バッテリーで火災が発生するのは分離膜損傷が原因であるケースが多い。バッテリーは正極材と負極材、電解液、分離膜で構成され、分離膜は正極材と負極材を分離する安全装置だ。この分離膜が損傷するとバッテリー内部で短絡(ショート)が発生して火災が起こる恐れがある。バッテリー業界関係者は「欠陥があるバッテリーの場合、リチウムの一部が負極表面に積もって生じるデンドライト現象により分離膜が損傷する恐れがある」と話した。