皮膚病よりも厄介な広告、ネットローンに捕らわれた中国の青年たち(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.19 12:00
さらに深刻な問題は不法・便法融資アプリと虚偽広告があふれている事実だ。利率や償還期限など基本的な情報もまともに告知しなかったり、実際の融資で全く違う条件が適用される融資アプリが多い。「無担保、無抵当」「無限度、無利子融資」「超低利融資で負担のない償還」などの言葉で消費者を引きつけるが、融資した瞬間にとんでもない高い利子率と高額の手数料が課されたりする。先に入金してこそ出金が可能という詐欺アプリもある。
中でも中国ネットローンでよく見られる「砍頭息」は不法手数料の一種だ。契約された融資金額から紹介費、サービス費など各種手数料をあらかじめ差し引いて残りを入金する手法だが、利子も全体の融資金額を基準に適用する。これは中国金融法にも明確に不法と規定されている行為だ。しかし約款を詳細に見ない中国の若者は不法融資の犠牲になっている。