ソウル大学医学部教授「18日に全員辞職」…患者ら「集団行動やめよ」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.12 08:36
ソウル大学医学部教授協議会非常対策委員会は11日、専攻医の集団辞職と関連し、韓国政府が本気で合理的な案の導出に出なければ18日から辞表を提出することで合意したと明らかにした。ソウル大学医学部教授協議会非常対策委はこの日、ソウル大学病院で緊急総会を開きこうした内容の案件を議決した。パン・ジェスン非常対策委員長は総会後に記者らと会い、「辞表提出は個別的なこと」としながらも「(教授)全員が辞表提出に合意した」と話した。この日午後の緊急総会には盆唐(プンダン)ソウル大学病院とボラメ病院に所属する教授もオンラインで参加した。非常対策委は出席者が430人だと伝えた。午後5時から始まった総会は2時間30分以上にわたり行われた。
非常対策委はこの日の総会を控え、1475人教授のうち1146人が参加した独自のアンケート調査で、韓国政府が3件の研究結果に基づき医学部の2000人増員を決めたことに対し99%の教授が科学的根拠がないと答えたと明らかにした。ただ95%の教授はもし科学的・合理的・客観的根拠を基に医学部の定員増加規模が決定されるならば医学部定員増加に対する議論は可能だということに同意した。パン委員長は主要4病院と今後の行動をともにするという意向も明らかにした。1週間後からソウル大学病院の教授が辞表を出すことで合意し、診療への影響は避けられなくなった。パン委員長は「外来診療を減らすほかないが、救急と重患者に対しては最善を尽くして診療することで合意した」と話した。辞表提出後も救急医療と重患者診療を維持するための医療診療団を構成し、必須医療を守ることにしたとも明らかにした。