金利反対に進む米日、ドル高時代終わる兆し…ウォン相場久々に揺れる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.12 07:50
最近為替相場が揺れている。11日のソウル外国為替市場でウォン相場は前営業日より9.50ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1310.30ウォンで取引を終えた。ウォン相場が1310ウォン台に反騰したのは1月4日から2カ月余りぶりだ。最近米国と日本が通貨政策の転換に舵を切ろうとしているのがウォンを引き上げた火種だ。米国の利下げへの期待でドルは下落した。ここに日本のマイナス金利脱出シナリオで円が上昇しドル安をあおった。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると主要6カ国の通貨に対するドルの価値を示すドル指数(1973=100)は8日に102.71を記録した。1月9日の102.57から2カ月ぶりの低水準だ。ドルが下落した最大の原因は米連邦準備制度理事会(FRB)が早ければ6月に本格的な利下げに出るだろうという市場見通しが強まったことだ。年初に過熱した雇用市場に冷却気流が現れたことも市場が通貨政策転換を予想する要因だ。米労働省によると、先月の失業率は3.9%で前月比0.2ポイント上昇しただけでなく市場見通しの3.7%も上回った。時間当たり平均賃金も専門家の予想値である前月比0.2%より低い0.1%の上昇にとどまった。