韓国、近親婚禁止範囲縮小の動きが論争に…気になる海外事例は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.11 09:39
「近親婚はどこまで可能なのか」という議論が韓国法曹界で熱くかわされている。2022年憲法裁判所の「8親等以内の婚姻は無効」憲法不合致決定により、今年末までに改正案を立法しなければならないからだ。油を注いだのは、改正案を議論中の法務部が昨年11月「近親婚禁止範囲を4親等以内に縮小すべき」という主張が入った報告書を受けたことが伝えられながらだ。
憲法裁判所の決定は、2017年小児科医師Aさんが6親等(はとこ)Bさんに提起した婚姻無効訴訟が発端となった。2人は6親等の関係(Aさんの祖母とBさんの祖父がきょうだい)であることを知りながらも、米国で6年間結婚生活を維持し、2016年大田(テジョン)で婚姻届を出した。しかしAさんが変心して「どうせ6親等の結婚は源泉無効」とし、Bさんに対して訴訟を起こした。1・2審はともにAさん勝訴とし、Bさんは2018年民法の8親等以内結婚禁止および婚姻無効条項が不当であるという憲法訴訟を請求した。