【社説】AIで勢力図が変わる半導体…危機を機会にしなければ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.13 16:23
ChatGPTのリリースからわずか1年余りで人工知能(AI)大衆化時代を切り開いた米国のOpenAIが今回は世界半導体市場の勢力図を根本から変える大規模な半導体投資計画に出た。半導体主導権を巡るビッグテック企業間の「Chip War(半導体戦争)」で半導体強国の韓国がどのように対応するかによって、危機にもなり、反対に大きな機会になる可能性がある。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などによると、OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は自社AI半導体開発と生産工場建設のために5兆~7兆ドル(約747兆~1046兆円)の資本調達を目標に投資家と会っている。昨年世界半導体市場全体の売上高が5270億ドル水準であることを考慮すると、OpenAIの目標ファンディング額は既存の半導体市場を完全に覆す天文学的な数字だ。まだ具体的な事業計画が発表されたわけではない。だがアルトマン氏が最近アラブ首長国連邦(UAE)のAI企業でありOpenAI投資会社でもあるG42のタハヌーン・ビン・ザイード会長兼UAE国家安全保障顧問と会ったことから、業界はOpenAIが中東オイルマネーを確保して先端AI半導体生産に出るとみている。