【社説】尋常でない中国リスク…非常灯がついた韓国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.18 08:09
中国発の景気沈滞と金融不安の暗雲が韓国経済に広がっている。最近の中国経済は消費・生産・投資が共に振るわず、あちこちで危機の兆候が表れている。7月の小売販売は2.5%増にとどまり、市場の予想値(4.5%)を大きく下回った。産業生産は3.7%増と、前月(4.45%)より落ちた。特に中国の国内総生産(GDP)の25%を占める不動産の沈滞が深刻だ。1-7月の不動産投資は前年同期比8.5%下落し、新規建設は24.5%減少した。
不動産市場の沈滞は金融圏に拡大している。大手不動産会社の碧桂園に続いて国有不動産会社の遠洋までが債務不履行(デフォルト)の危機を迎えた。有名不動産信託会社の中融国際信託も満期を迎えた3500億元(約7兆円)を支払えず延期した。不動産の下落が金融危機につながり「中国版リーマンショック」の懸念までが出ている。