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金正恩氏の頬に「大きな吹き出物」…4年前から大きいままなのになぜ放置するのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.02 08:18
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昨年末、全員会議に登場した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の左頬に大きな皮膚のトラブルが確認された。皮膚トラブルは全般的な健康状態とも関係するため注目される現象だ。専門家は「イボあるいは皮角、ケラトアカントーマの可能性がある」と分析した。

昨年12月31日、朝鮮中央通信報道によると、金委員長は前日開かれた労働党全員会議第5回会議で「核武力を含むすべての手段・力量を動員し、南朝鮮全領土を平定するための準備に拍車を加えよ」と高強度のメッセージを出した。ところがこの日会議に出席した金委員長の左頬には遠目から見ても目につくほどの皮膚トラブルが確認された。

 
中央日報が1日、北朝鮮メディアを通じてここ数年間公開された金委員長の写真を分析した結果、金委員長の左頬の皮膚トラブルは2020年末の時点ではそれほど目立たない小さなにきび程度だったが、去年に入って徐々に大きくなっていることが確認できた。



昨年6月朝鮮中央通信は当時3日間にわたって行われた全員会議の写真を公開したが、この時も金委員長の左頬に赤くなった皮膚トラブルが目についた。直前5月、北朝鮮の軍事偵察衛星の初の打ち上げが失敗に帰したが、顔がむくんで目の下のくまもひどくなった金委員長の肌の状態をめぐり、このことが原因で大きなストレスを受けていたのではないかという分析が出てきた。

同じような皮膚トラブルは、金委員長が昨年9月中旬にプーチン大統領に会うためにロシアを訪問した際にも確認された。プーチン大統領と向かい合う金委員長の左頬に出てきたトラブルが外信カメラにもそのまま捉えられていた。9月末の最高人民会議でも肌のトラブルは同じように確認されたが、その大きさはさらに大きくなっていた。

昨年10月、金委員長が北朝鮮を訪問したロシアのラブロフ外相と面会した席で撮影された写真には単なる肌のトラブルではなく小さく硬い角のようなものが見えたりもした。その後となる昨年11~12月、北朝鮮メディアによって公開された写真にも同じ形のトラブルが左頬に依然として残っていた。

これに関連し、匿名を求めたある皮膚科専門医はこの日中央日報に「写真だけでは正確な診断は容易ではない」としながらも「写真を通じて識別する限りでは、いぼまたは皮角(cutaneous horn)、あるいはケラトアカントーマ(keratoacanthoma)ではないだろうか」と話した。「皮角」は簡単にいうと、皮膚から出てくる角で、ほとんどは陽性だ。ただしケラトアカントーマは、場合によっては予後が大きく異なり、自然に治る場合もあるが、転移や浸潤などが懸念されるため、手術を通した除去が必要な事例もある。また別の皮膚科専門医は「軟性線維腫のひとつである可能性もある」と話した。

金委員長の左頬の肌トラブルの原因は正確には分からないが、韓国国家情報院は昨年6月、「金正恩はアレルギーとストレスが複合作用した皮膚炎を患っている」と国会に報告した。「金正恩の手と前腕に引っ掻いて悪化した傷が引き続き確認された」としながらだ。

当時国家情報院の報告によると、金委員長の体重は140キロ程度と推定され、不眠症の治療のためにゾルピデムなどに関連した最新医療情報を収集するほど睡眠障害が深刻なことが把握された。また、外国製たばこや高級間食を多く摂取してきたことから推測してアルコールやニコチン依存も相当高いと推定した。北朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は昨年1月「睡眠が本当に恋しい」という金委員長の発言を紹介したこともある。

金委員長は2012年執権以降、絶えず健康不安説に苦しめられてきた。執権初期の2014年にはしばらく外出を控えていたところ杖をついて現れたが、当時国家情報院は金委員長が左足首に水疱ができて手術を受けた情況を確認した。

2020年4月にも20日間公式席上から姿を消して「金正恩死亡説」が大々的に出回ることもあった。死亡説以降に復帰した金委員長の右手首には黒い点が確認されたが、当時心血管系の手術を受けた可能性が提起された。

金委員長はその後も後頭部や手首にたびたび絆創膏を貼って公式席上に現れ、各種疾患や手術の痕ではないかという見方もあった。

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