サムスン・アップルの「大きな戦争」近づく…AIフォン5億台めぐり激突(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.25 08:45
スマートフォンの戦場が人工知能(AI)に移動しつつある。アップル(Apple)のiPhone(2007年)、サムスンの折りたたみスマートフォン(2020年)に続く三度目の競争の舞台に「オンデバイスAI」スマートフォンが浮上している。サムスン電子は来月発売される新型フラッグシップモデル「Galaxy S24」にAI技術を搭載してオンデバイスAI市場の先行獲得を狙う。
24日、IT業界や外信などによると、アップルがコロンビア大学の研究陣と一緒にマルチモーダルLLM(大規模言語モデル)「Ferret」を非商業用オープンソース形態で10月に公開した事実が一歩遅れて話題になった。マルチモーダルLLMはテキストだけでなくイメージ・映像なども認識してコンテンツを作り出すことができ、オープンAI(OpenAI)・グーグル(Google)・マイクロソフト(Microsoft)などが最近しのぎを削っている技術だ。生成AIに関連したアップルの論文も今月に入って公開された。短い映像があるだけで3Dデジタルアバターを実現する「HUGS(Human Gaussian Splats)」技術と制限されたメモリーチップでLLMを効率的に処理する技術等だ。来年からChatGPTのような生成AI技術が個人スマートフォンに搭載されたオンデバイスAI市場が本格化する中で、アップルが関連技術を相次いで公開して耳目を集めている。AI競争で遅れを取っているという評価のアップルが生成AIを自社のハードウェア・ソフトウェアエコシステムに組み込もうとしているとみることができる。