仮想世界に入ったaespa…現実に飛び出した仮想アイドル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.09 12:01
VR(バーチャル・リアリティー)機器を使うと、目の前には広々とした宇宙空間が繰り広げられた。ブラックホールに吸い込まれるように移動したところには、ガールズグループaespa(エスパ)の4人のメンバーが待っていた。手を伸ばすと仮想応援棒がつかまった。メンバーたちは目の前でデビュー曲『Black Mamba』を歌い始め、上映館内の約30人の観客はaespaとそれぞれ目を合わせながら公演を楽しんだ。先月25日から今月21日までソウル江南区メガボックスCOEXで開かれる「LYNK-POP : THE 1st VR CONCERT - aespa」現場だ。
K-POP市場で現実と仮想の境界が崩れている。現実に存在するが、遠く感じられていたアイドルは仮想世界に入ってファンともっと近くで交感を試みる。着実に増えている仮想アイドルグループは徐々にオフライン舞台に進出している。彼らは観客と現場でコンサートの熱気を満たしていく。
VRコンサートの核心は歌手とファンの距離感だ。表情はもちろん、肌や髪が見えるほど近い距離に舞台がある。2Dではなく3Dで実現される舞台は歌手の身長と体格などが実物に近い。リアルに実現された歌手が観客に近づき、視線を合わせながら歌と振り付けをする。