米国債大量保有する中国の心変わり…金利上昇加速化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.31 11:06
世界で米国債を2番目に多く保有している中国が米国債を売ったことが米国の長期金利を15年ぶりの高水準に押し上げた原因のひとつという分析が出ている。ウォール街では中国が米国債を売って人民元相場を防御する一方、ドル覇権を牽制するという見方が出ている。
米財務省などが30日に明らかにしたところによると、8月基準で中国の米国債保有量は8054億ドルで2013年の1兆3000億ドルから40%減った。この2~3年間の保有量減少傾向が激しいためウォール街では米国の金融市場に及ぼす影響を確認している。アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トルステン・スロック氏は今月初めに「米国の長期金利上昇の背景に中国がある。中国の成長が鈍化して対米輸出が減少しドルが少なくなりこの数カ月間に速いスピードで米国債を売っている」と分析した。