【韓半島平和ウォッチ】韓日米で協力強化も、韓中関係も発展させるべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.06 14:00
今年8月のキャンプデービッド韓日米首脳会談は何よりも米中競争の激化の産物だ。米国が中国を意識して安全保障・技術・経済を含む全方向で韓日米協力体制の形成を主導した。同時に自由民主主義に対する強い信念を外交の根幹とする韓国政府が韓日関係回復のために果敢な決断をした点も、この体制の発足を促進するのに寄与した。韓日米体制は韓国の外交の新たな地平を開き、国益を最大化する貴重な資産になるはずだ。ただ、陣営外交の手段になってしまえば国益にマイナスになる諸刃の剣という側面もある。
キャンプデービッド以降に最も注目すべき点は、活発に進行する韓日中首脳会談の準備だ。韓日米首脳会談は、中国が2019年の開催後に中断した韓日中首脳会談の再開に積極的な姿勢を見せる刺激剤になったといえる。