【社説】米国人の50%だけが「北朝鮮の侵攻時に韓国を防御」…対米外交の多角化を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.06 11:40
北朝鮮が韓国を侵攻する場合、米軍が韓国を防御すべきだと考える米国国民が大幅に減少したという世論調査の結果が出た。「米国優先主義(America first)」を叫んできたドナルド・トランプ前大統領の来年の再選の可能性が取り沙汰されている時点であり、米国人を相手にした韓国政府の対米外交に赤信号が灯っている。特に、北朝鮮が最近、核武力の高度化を憲法に明示し、脅威を強化する時点であるためだ。
米シカゴ国際問題協議会(CCGA)が米国人3242人を対象に実施し、4日(現地時間)に公開した世論調査で、回答者の50%だけが北朝鮮の韓国侵攻の際、米軍が防衛に乗り出すことに賛成すると答えた。反対は49%だった。2021年の調査で63%が賛成すると答えたことと比べると、13%ポイントも下落した。政治性向別に見ると、民主党支持層は57%が共感し、共和党支持層は46%だけが賛成した。 同盟国を保護すべきだという認識が、米国保守層内で急速に減っている模様だ。